フード・ルール 人と地球にやさしいシンプルな食習慣64
本書は、健康で、幸せになるための食の知恵を64のシンプルなルールにまとめたものです。これらのルールは、どれもシンプルな文章で書かれ、栄養学や生化学の用語などはあえて避けていますが、科学的研究の裏付けがあるものがほとんどです。 これまで世界のいろいろな地域に住むさまざまな人々が、何が体にいいのか、何が悪いのか考え、その知識を習慣や食い合わせ、マナー、ルール、タブー、日々のそして四季折々のしきたりや、心に残ることわざなどというかたちにして伝えてきました。食の知恵は、そういった進化の過程が凝縮されたものなのです。 人間と自然界が交わる世界を書き続けるジャーナリスト、マイケル・ポーランがこれまでの著作で明らかにしてきた、現在の食生活の現実を踏まえながら、食品知識がゼロでもすぐに実践できる、健康にも環境にもやさしい食べ物の選び方・食べ方を紹介します。 本書より一文 たとえば、おばあちゃんやひいおばあちゃんと一緒にスーパーに行き、ある細長い形をした食品を手に取ったとします。パッケージの中に、味と色のついた液体らしきものが入っています。食べ物なのか、一体何なのか、おばあちゃんには恐らく見当が付かないでしょう。 スーパーには、昔の人が見たら到底食べ物と思わないような食品?が何千種類も並んでいます。こういった複雑怪奇な食品を避けた方がいい理由は数多くあります。。 エトキシ化ジグリセンド、セルロース、キサンタンガム、プロピオン酸カルシウム、硫酸アンモニウム。。 このような物質は、食品の賞味期限を延ばし、古い食品を新鮮に、実際の味よりもおいしそうに思わせ、あなたにもっと食べさせるように使われています。 目次 何を食べる? どんなものを食べる? どう食べる? 書評 全米で大ヒットとなり米国での自然食回帰のムーブメントを作った、と言われる雑食動物のジレンマ [1]の著者の新刊と知り読んでみた。前作同様、食品スーパーでの買い物に警告をならしている内容は同じだが、本書は「消費者が取るべき具体的な行動」について解りやすく書かれている。 著者の書籍が消費者の共感を呼ぶのは、過度とも思えるくらいに大量生産の加工食品を拒絶する姿勢にある。著者の拒絶の対象になる食品会社やその食品を大量に販売するスーパーなどに努めている方や家族の方への配慮が、執筆過程で頭の中をよぎりそうなものだが、そうした感覚は感じ得ない。だから、主張に説得力がある。 著者が提示する「64の習慣」を全部守ろうとすると、我々の多くは到底日々の食事にありつけなくなるが、少なくとも半分以上は実践可能な内容なのではないか。 [1] http://ryokushodo.com/?p=440














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