東京・自然農園物語
時はバブル絶頂期。安アパートにすむ住人に思いがけない知らせが。「みなさんは、この都心の一等地400坪の農地の相続人に指定されております」。ただし、最低五年間、無農薬、無化学肥料、それもトイレの下肥を使って営農すること!?
偏屈じいさんが遺した農地で、ヤクザ、ホステス、学生、コピーライター、ずぶの素人4人が挑む有機農業。農業のすばらしさとおもしろさ、自然の見せる意外な素顔、そして人と自然の未来までを示唆する、農業エンタテイメント。
書評
この物語は面白い。じいさん最高です!都心のアパートのオーナーであるじいさん。月3万円の激安家賃。じいさんが欲しいのは家賃ではなく住人の「糞」。土肥農園を営むじいさんは、体力の問題で豚を飼うことができず、住人の「栄養ある糞」が欲しく、おいしい食べ物を飲み食いし、そのかわり栄養のある糞を毎朝便所ですることが契約条件。このアパートに住む、澄ました美人ホステスさんもこの契約に同意したという点に笑ってしまった。
物語が進むにつれ、農業、有機農業の素晴らしさと大変さを実感していく4人の相続人。是非映画化していただきたいです。

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