究極の田んぼ

「千葉の変人」が奇跡の農法を完成!長年の試行錯誤と工夫の積み重ねによって、田んぼを耕さず、農薬も肥料も使わずに多収穫のイネを作ることに成功した男の物語。不耕起移植栽培の普及と環境再生農業の提唱者である著者が国民全てが楽しめる農業を提案!

本書より一文

私たちの田んぼは耕していません。イネの根は翌年の3月いっぱいまで生き延び、真菌と同じメカニズムを持つ根圏微生物が繁殖し、土壌の肥沃化とおいしいコメの生産に、何らかの影響を与えていることは間違いありません。不耕起の田んぼでも3年経過すると、コメの味が安定します。

目次

思い違いの農業
大冷害の教訓
生きものの偉大な力
田んぼの驚くべき浄水能力
コメつくりの技術開発物語
自然と折り合う農業
田んぼの市民農園制度を

書評

著者は「農業の改革者」です。活動や言動が我々が知る「農業の常識」とかけ離れていることもあり、いろいろなご苦労があったと思います。今では著者の自然農法に共感する仲間も増えているようで何よりです。
化学肥料に頼らない有機農法が、持続可能な食の唯一の解決策と考えていましたが、この本で少し考えが変わりました。
有機農法は、有機堆肥で土を作れば以後微生物が自然増殖し土が肥大になる、と漠然とイメージしていました。しかし著書は、有機物はやがてバクテリアに分解され無機化し消滅する、と言ってます。別のいい方をすれば、未来永劫有機堆肥を田んぼに入れ続けなくてはならない、ということです。これを持続可能と読んでいいのかどうか、ということです。
絶滅危惧種のメダカが繁殖し、タニシが繁殖する「耕さない田んぼ」。さらに「コメがうまい」とくる。言う事ないではありませんか。



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