よみがえれ!夢の国アイスランド
もっと速く、もっと大きく、もっと強く…世界的な経済危機が訪れてもなお、私たちは「もっと」を求め、止められないでいる。経済優位社会のひずみを目の当たりにしている今だからこそ、人間のほんとうの幸福について考えてみよう。アイスランド発、真に幸福な国になるためのセルフヘルプマニュアル。 ビョークからのメッセージ付き! 本書より一文 中国には次のような格言がある。「人間、おもしろい時代にこそ生きなくては」というものだ。僕らアイスランド人はたしかに、ある意味おもしろい時代を生きている。金融崩壊はまぎれもない事実だった。失業率は上がり続け、多くの破産が発生しようとしている。けれどもその反面、たくさんの「おもしろい」事実に光が当てられてきたし、金融崩壊からアイスランドの人間はさまざまな教訓を学ぶ事が出来た。 景気後退のおかげで人々は、真に価値あるものを思い出した。アイスランド最高の頭脳と思われていた人々が、己の国をまさに破産させてしまった今、教育の価値とは何なのかを人々は問い始めたのだ。不況以来、プールも劇場も、スキー場のゲレンデもいつも人であふれている。職がないおかげで大学にはたくさんの人が集まるようになった。人々はより多くの時間を子供のそばで、あるいは庭仕事に費やすようになった。おかげでジャガイモの種をはじめ、育てやすい野菜の種が飛ぶように売れ、毛糸や編み物の本がかつてない売れ行きを見せている。 目次 現実を探して テロ警報発令 天国へのテラワット 書評 この本は、2006年にアイスランドで発売され、記録的なセールスを記録した話題の本です。 人類の実験場と言われたアイスランド。島にいる30万人が、何を考え、何を起こすか、じっくりと観察する場所。最近ではクリーンエネルギー大国として知られ、自国のエネルギーの約80%をクリーン&再生可能エネルギーでまかなっている。 20世紀初頭には欧州で最貧国だった国が、1980年頃から急速に経済成長していき「世界でもっとも豊かな国」と評価されるまでの様子が描かれており、猛烈なスピード感にあふれている。 そして、急速な経済成長という名のパーティーが終わった後。。アイスランド人の尊厳と豊かな自然に対する対応についてアイスランド人自らが提唱しています。「自分たちの世代で解決をするんだ」との力強い言葉を添えながら。









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